関節痛の原因と治療 指、膝、肩の関節痛対策・薬について

膝関節の痛みや膝関節痛の原因、治療、手術、関節水腫についても説明しています

膝関節痛

膝関節痛は中年以降に多く発症する病気です。特に中年の女性は、女性ホルモンのバランスが崩れることによる、ストレスや新陳代謝の低下で体重が増加する傾向が見られます。 肥満は、生活習慣病を引き起こす原因となるだけでなく、膝にも負担をかけます。体を支えている膝は、歩行時に体重の数倍の力が加わるため、体重増加の影響をまともに受けやすい部分となります。

膝関節痛の初期段階では、膝の痛みはそれほどなく軽い違和感を感じる程度ですが、そのまま放置しておくと、歩行や階段の昇降時に痛みをともなうようになります。軟骨が磨り減り骨がぶつかっている状態が続くと、関節の動きが悪くなり、膝に水が溜まったり、骨が徐々に変形してやがて変形性膝関節症になります。 膝関節痛の原因は、加齢による機能低下の他に肥満、運動不足があげられます。適度な運動と体重のコントロールが膝関節痛の予防になるので、食生活の見直しと、ウォーキングなどの有酸素運動を生活の中に取り入れるようにしましょう。

膝に溜まる水

関節痛の患者さんは、膝に水が溜まる症状があらわれることが多いのですが、この膝に水が溜まることを「関節水腫」または、「関節水症」といいます。膝関節は膝上の太もも部分と膝下の部分をつなぐ役割をしているのですが、膝関節には関節包という袋があり、その中にある関節液が潤滑油の役目をしています。この関節液が不足すると私たちの膝は骨や軟骨がこすれて「ギシギシ」「ポキッ」などの関節音を発するようになります。

関節液は通常では数cc程度ですが、膝関節の軟骨がすり減り炎症を起こすと関節液が多く分泌されます。過剰に分泌された関節液が吸収されずに膝に溜まる状態が関節水腫なのです。関節水腫になると炎症がひどくなり熱を帯びてくるので腫れと強い痛みを伴います。関節水腫になったときは、注射で膝に溜まった水を抜きます。しかし、これはあくまで応急処置です。関節水腫になった原因を取り除かないかぎり一度水を抜いてもまた膝に水が溜まってしまうからです。 膝に溜まった水を抜き検査をすることで、炎症の程度や関節水腫の原因を調べることができます。関節リウマチ痛風、細菌感染などが原因となっていることもあるのできちんと検査を受けるようにして下さい。

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