関節痛の原因と治療 指、膝、肩の関節痛対策・薬について

関節痛の原因や症状、治療法を中心に解説しています。その他、関節のしくみや肘、膝、肩、腰の痛み、
関節リウマチ、変形性膝関節症、顎関節症、股関節痛、半月版損傷などについてもわかりやすく説明しています。

関節痛基礎知識1

関節痛基礎知識2

関節痛

関節痛の発症

人間の体には数多くの関節が存在します。関節は骨や軟骨を結合している部分で、この関節があることにより、体の曲げ伸ばしをすることができるのです。 関節部分は頻繁に使われるため、骨と骨がこすれることですり減ってしまわないように、軟骨と骨液(関節液)で保護されています。骨液(関節液)はいわば潤滑油のようなものですから、使い続けるうちに徐々に減っていきます。骨液(関節液)が減ることで骨と骨がこすれたり、ぶつかったりすることで痛みを生じます。これが関節痛です。

関節痛が多く発症する部分は、肩や腰、膝などで、動かすだけで痛みを感じる場合や、寒くなると痛む場合など症状も様々です。中年以降急に体重が増えた場合、膝や股関節の関節痛を発症する確率が高くなります。増えすぎた体重を支える膝や股関節に負担がかかるからです。また、スポーツや仕事などで特定の関節に負担をかけている人も関節痛になる可能性が高くなります。関節痛を発症した場合、整形外科などを受診してレントゲン撮影をしてもらい関節の変形具合を確認するとともに、関節痛の原因となっているものが何なのかをつきとめる必要があります。

関節の痛み

「膝が痛い」「腰が痛い」「体の節々が痛い」急激な運動による筋肉痛とは違う、ぎしぎしするような痛み。まさしく関節痛です。関節は骨と骨のつなぎ目に当たる部分。つなぎ目は滑膜という膜で覆われていて、そこから滑液が分泌。いわば潤滑油です。そして、関節の軟骨がクッションの役割をしてくれるので、骨と骨がぶつからず、痛みのないスムーズな曲げ伸ばしができるのです。また、軟骨は言わば骨の製造工場であり、成長期の子供の身体はその工場をどんどん増やし、フル稼動させて身長を伸ばし顎をや歯を成長させていきます。18歳から20歳で身長の伸びはほぼ止まりますね。つまり軟骨の生成もココで一段落。あとは加齢とともに、徐々に生成量が減っていきます。それには個人差がありますが、男性より女性が、また、スポーツ選手など関節を酷使する環境にいた人ほど、軟骨消耗による関節痛になりやすい傾向にあります。

関節痛と軟骨

歩行や階段の上り下り、重い荷物をもったり運動したりするたびに膝や腰が激しく痛む場合は「変形性関節症」かもしれません。軟骨が少なく、骨と骨が摩擦してしまうことで変形が生じ、起こる関節痛です。膝や腰の関節は肘などと違って体重という負担がただでさえかかっています。重い荷物は無理して持たない。太りすぎに注意する。そういった心がけが大切。またじっとしていても出てくる関節痛には骨膜の炎症も考えられます。症状が悪化しないうちに早めの受診を心がけましょう。

関節痛の原因と治療 コラム

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